二人暮らしするためには間取りや広さはどれくらいあればよい？

ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回はお二人暮らしについてのお話をしようと思います。

これまでワンルームに一人で住んでいた人が、同じ住まいで二人暮らしを始めることには無理があります。ワンルームや1Ｋと記されている住居の場合は、居室がひとつしかないということが特徴です。そのため、ワンルームや1Kは一人で生活することを前提にした間取りといえるでしょう。加えて、キッチンやトイレなどの設備についても、一人で使用することを前提として選ばれているという特徴があります。

さらに、ワンルームの賃貸住宅の場合は、単身入居が前提となっているケースがほとんどです。したがって、ほかの入居者も単身者です。ワンルームで二人が生活すると、話し声や物音などの生活音が発生しやすくなります。すると、近隣トラブルの原因にもつながりかねません。また、ワンルームに入居する場合の条件として、第三者の宿泊をあらかじめ禁じているケースが多くあります。万が一無許可で同居を始めると、周囲の住人から管理会社などへ連絡が行き、退去を求められる可能性もあるため注意が必要です。
 

もともと「二人入居可」という条件の部屋で一人暮らしをしていた場合、「途中から二人暮らしを始めても問題はないのか」と考える人はいるでしょう。二人入居可の部屋なら、二人で住むこと自体に問題はありません。ただし、二人暮らしを始めるのであれば、貸主に対して届け出をすることが必要です。
また、二人入居可の部屋で一人暮らしをしている人のなかには、一人で住むことが条件で審査に通っているケースもあります。二人で生活すると、一人暮らしのときには起こらなかったトラブルが発生する恐れがあります。

たとえば、家賃の滞納やほかの住人とのトラブルなどです。住民同士の間でこれらのトラブルが発生することは、管理会社としては避けたいと考えるのが普通です。二人入居可の部屋であっても、管理会社に黙って二人で生活を始めてしまうと、思いがけないトラブルにつながる恐れがあります。そのため、二人入居可の住まいに一人で住んでいる人が続けて二人暮らしを始めるときには、許可を取ってから住み始めることが大切です。

まず、二人入居可と記載してある場合でも、二人での入居を積極的に歓迎しているというわけではありません。二人入居可の物件であっても、本来は単身用の物件であることがほとんどです。ゆえに、二人入居可と明記してある物件は、「届け出があれば二人で住むことも認める」という意味であると理解しておいたほうが良いでしょう。
ただし、二人入居可の物件の場合は、二人で住むことは認めるが、それ以上の人数になると許可しないという意味も含んでいます。たとえば、子どもが生まれた場合や、母子で入居しその後内縁者が増えた場合などです。これらのケースのように、入居時にはいなかった人が住み始めた場合は退去を求めたいというのが、物件を管理する側の本音といえます。
 

2DKは居室が2つあるため、二人暮らしに向いている間取りです。
居室が2つあれば、お互いがプライベートな時間を確保することができます。プライベートな空間があれば、相手に気をつかわない時間も持てることから、2DKは比較的ストレスを感じにくい間取りといえるでしょう。また、2DKの場合は、ダイニングキッチンがある点も特徴のひとつです。ダインイングキッチンがある住まいでは、食事を楽しみながら、二人でゆっくりと過ごすスペースもあります。キッチンと食事スペースを兼ねているため、食事の準備や片付けも楽に行うことができます。

1LDKの住まいの場合は、居室は1つです。
しかし、1LDKならリビングとして使えるスペースもあります。居室は2つなくても、それぞれが一人になりたいときには、居室とリビングでそれぞれの時間を過ごすことも可能です。また、1LDKの場合は、2DKや2LDKの物件よりも家賃を抑えやすいというメリットがあります。
ただし、1LDKで二人暮らしをするのであれば、収納スペースが確保しにくいという点が問題です。衣類やそのほかの荷物の収納場所が確保できれば、1LDKに二人で生活することは可能です。荷物が多い場合は特に、1LDKでも広めの物件を探してみると良いでしょう。
 
 

2LDKは2つの個室のほかに、二人が一緒に過ごせるリビングがある間取りです。そのため、2LDKの場合は、DKのスペースも広くなることから使いやすいというメリットがあります。
加えて、2LDKで二人暮らしを始めると、住まいが狭いことで困る心配がないため、子どもができてもそのまま住むことができます。さらに、2LDKの場合は、リビングスペースとして10畳以上が確保されていることから、ゆったりとした生活をすることが可能です。
たとえば、「ホームパーティーをしたい」や「ソファやテーブルなどの家具は大型のものが良い」という希望があるときには、2LDKを検討してみましょう。結婚を前提とした同棲や、結婚を機に二人暮らしを始める場合に、2LDKは適した間取りといえるでしょう。

二人暮らしの場合、二人が常に同じスペースで生活を続けていると、どうしてもストレスが溜まってくるものです。
そのため、二人暮らしをするときには、一人になれるスペースが確保できる間取りを考えて部屋を選ぶことが大切です。二人暮らしの部屋を選ぶときには、二人のライフスタイルや考え方などをしっかりと考慮したうえで、それに見合った間取りを選びましょう。
 
 
ご参考になれば幸いです。

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